6月 26
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「彼らは来た」

中世史上最大の危機でありながら、「神風」だけにスポットライトが当たってしまい、当時の国際情勢、来襲以前の外交交渉、戦局の推移、戦後処理という「戦争」の過程ついて十分な考察がなされていない「元寇」。

そもそも、何故彼らは来たのか?モンゴル側の兵力は通説通りなのか?蒙古来襲絵詞に描かれた人物や戦闘描写が意味するものは?蒙古来襲絵詞を描かせた竹崎季長とは誰なのか?そして、「神風」は本当に吹いたのか?

蒙古来襲絵詞、当時の貴族や寺社の日誌といった資料の徹底的な分析、現地調査によって、通説の真偽を一つ一つ丁寧に検証。

交戦中にもかかわらず、交易面では頻繁な交渉があった日本と元、一面的な見方では理解できない大陸との関係は、今、緊張が高まる東シナ海を読み解くうえで大きな示唆となるのではないでしょうか?

モンゴル来襲直前、対馬に流された流人達。
彼らは、死罪が免じられる代わりに、モンゴルと闘わされる罪人たちだった。
罪人たちの中で、一風雰囲気の異なる者、彼の名は「朽井迅三郎」、鎌倉で権力抗争に敗れた御家人だった。
そして、モンゴルと戦端が切って落とされ、圧倒的なモンゴルの兵力の前に、敗走する日本軍。
朽井は敗残兵と罪人を率い、モンゴル側に反撃を開始するが・・・。

「アンゴルモア元寇合戦史」カドカワコミックより発売中