12月 20
スタッフおすすめ, 城北店

 今年最後になるかも知れません。今回は経済書です。一般的にあまり縁がない分野の本ですが我々の生活には何故か密接な繋がりがあります。フランスの経済学者トマ・ピケティの「21世紀の資本」(みすず書房)がそれです。g < r という不等式で表わされる命題 ピケティは現代の経済格差がどのようもたらされたかを200年以上遡って15年かかってデータ分析した。荒っぽく言えば資本収益率(r)は経済成長率(g)よりも大きく富は資本家へ蓄積されるという事らしい。では金持ちはずっと金持ちである? 本書を読んで答え見つけて下さい。アベノミクスへの大いなる警鐘なのか?(よ)

21世紀の資本
トマ・ピケティ/〔著〕 山形浩生/訳 守岡桜/訳 森本正史/訳
みすず書房
出版年月 : 2014年12月
ISBNコード : 978-4-622-07876-0
税込価格 : 5,940円